肘の痛みとスポーツ整体

バトミントン中に10年前の古傷が再発

10年以上前に肘の内側を痛めて、リハビリを行わずにいた40代の男性

3日前にバトミントン中に急に痛みが出だして、無理に練習を続けていたら肘の曲げ伸ばしができなくなり来院されました。

肘の内側が腫れ、圧痛があり、曲げ伸ばしに制限が出ていました。

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この痛む、周囲に定電流治療器AAPを30分程度流すと腫れがおさまり、痛みが改善していました。

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熊本でのスポーツによる肘の痛みや、肩の痛み、シンスプリントでお困りの方は一度てとり整体院までお越しください。

肩痛とスポーツ整体

バレーボール少女の肩痛とスポーツ整体

先日、バレーボールをしている小学5年生の女の子が肩を痛めて来院されました。

この女の子は週6回の練習でからだを酷使していました。

そんな中、サーブの練習中に急に肩が痛くなったのですが、我慢して練習していたところ、学校で消しゴムを使うだけでも肩が痛くなるほど悪化してしまったのですが、数日後に大会にでないといけないとのことでした。

この肩痛の原因は肩峰下インピンジメント症候群でした。

肩峰下インピンジメント症候群とは

・使い過ぎやフォーム不良によって肩峰下滑液包という関節を滑らかに動かす部位が挟み込まれて炎症が起こる
・肩を上げたり、肩に力が入ると痛みがでる
・肩前方に圧痛がある
・痛みで肩が上がらない
・夜中に痛むことがある

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治療方法

痛みや圧痛がある場合には定電流治療器AAPで傷んだ細胞を活性化させ、痛みを改善する

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傷む部位に30分程度、定電流治療器AAPを流すと痛みが改善されしっかり腕が上がるようになりました。

治療前

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治療後

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熊本でバレーボールでの肩痛や野球肩・野球肘・シンスプリントでお困りの方は、一度てとり整体院までお越しください。

足首の痛みとスポーツ整体

足首の痛みとスポーツ整体

先日、高校球児の2年生が来られました。

前回は野球肩の痛みで来院されたのですが、それは改善されていました。

今回は足首の内側の痛みです。

練習中に足首を捻じったようで、腫れていました。

足首の捻挫

・まず、捻挫とは靭帯が引っ張られて、部分断裂もしくは完全断裂すること

・足首の捻挫は大きく2種類あり「内側ひねりの」内反捻挫、「外側ひねり」の外反捻挫に分けられます。

・圧倒的に内反捻挫が多い

・内反捻挫は外くるぶし周囲の靭帯が引っ張られ炎症が起こる

・外反捻挫は内くるぶし周囲の靭帯が引っ張られ炎症が起こる

今回の場合は、内側にひねったのに、内側に炎症が起こっています。

このような場合は、靭帯が引っ張られているのではなく、靭帯が関節に挟み込まれ擦れて炎症が起こっているようすでした。

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通常の内反捻挫では外側の腫れを抑えるためにもテーピング固定などを行うのですが、今回の場合は定電流治療器AAPの治療だけで腫れがおさまり痛みは無くなりました。

腫れや炎症を抑えて、傷ついた細胞を活性化させる定電流治療器AAPは九州には当院にしかございません。

熊本でスポーツによる捻挫、腰痛、野球肘、野球肩、シンスプリントでお困りの方は、てとり整体院までお越し下さい。

マラソンとスポーツ整体

マラソンとスポーツ整体(シンスプリント)

先日、マラソンを頑張っている女性が足に痛みを感じて来院されました。

この方は、フルマラソンを3時間40分前後で走っているそうです。
2月に開催される熊本城マラソンに参加する為に、ほぼ毎日トレーニングとランニングをされていました。

練習中に、スネの内側に痛みを感じていましたが、走っていると痛みが無くなったので筋肉痛かなっと放置していたら徐々に痛みが悪化して小走りも痛みが出るようになりました。

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(黒い点が痛む部位です)

これがシンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)と言われるマラソン選手に多い疾患です。

シンスプリントとは

・ランニングやジャンプ、ダッシュなどを繰り返すスポーツ活動によって発生する、スネの内側の痛み
・疲労骨折との鑑別診断を必要とする
・特にぶつけた、捻じったなどが無く痛みがでてくる

原因は

・ふくらはぎの筋肉への繰り返し加えられたストレスによって起こる炎症
・練習をはじめたばかりの時期などや陸上競技やランナーに多く、使い過ぎと硬い地面が関係している

症状

・運動時や運動後にスネの内後方側の痛み
・進行すると、痛みは歩行時にもでる
・痛みが強いと疲労骨折との見分けが難しいことがあり、レントゲン上の変化がない事を確認しなければならない
・程度が強く、長く続く場合は疲労骨折に移行している可能性がある

治療

・基本的にはスネの圧痛がなくなるまでは、ランニング中止(約1カ月が目安)
・定電流治療器AAPやスポーツ鍼灸で痛めている筋肉を活性化して痛みを軽減し筋肉の疲労を除去する
・走り方や使い方の指導を行いスネへの負担をへらす
・痛みが無くても正しいストレッチや筋膜リリースのやり方を覚えて行う

最後に

疲労骨折になってしまうと、治るのに倍以上の時間がかかるので、早期治療大切です。

熊本県熊本市でマラソンによるシンスプリントや腰痛でお困りの方は、てとり整体院までお越し下さい。

スポーツ整体と運動療法(続き)

スポーツ整体と運動療法

前回はスポーツ傷害に対しての運動療法の中でも、筋力を強くする原則について書きました。

今回は、持久力運動・バランスエクササイズ・スキル・スピード・柔軟性について書いていきます。

持久力運動

筋力の力強さに対して持久力は、ねばり強さとも言えます。
筋力増強運動は前回も書いたように、過負荷の原則にしたがって、負荷を高くして比較的少ない回数で行います。
対照的に、持久力運動では負荷を低くして回数や時間を長くして行う、有酸素運動です。

持久力運動は筋力の増強というよりは、心肺機能の強化を目的としています。
スポーツは競技によっては、数十分以上の運動(有酸素運動)数秒~数十秒の運動(無酸素系)その中間の運動に分けて考えなければならないので、運動療法でも選手に必要な体力要素に応じたエクササイズを行うことが望ましいです。

バランスエクササイズ

スポーツ傷害で長期間関節を固定した状態が続くと筋力が低下するのはご存知だと思いますが、それに伴ってバランス感覚も衰えていきます。
なので、平衡感覚の能力を向上させるエクササイズを行うことで、バランス感覚を取り戻すと同時に、からだを安定させ、その後のスポーツ傷害の予防にも役立ちます。

バランスディスクなどに乗ってのスクワットなどが有効です。

スキルとスピード

スポーツの世界ではスピードの事をまとめて、SAQと言います。
SAQとは
3種類に分けて考えます。
「S」は純粋なスピードのことで、トップスピードの速さのことです。
「A」 がアジリティで、いわゆる敏捷性のことで、急な減速や方向転換を伴う加速を正確に行える能力を言います。「すばしっこさ」がしっくりくる表現かもしれません。
「Q」はクイックネス止まった状態からの反応の速さと2、3歩目ぐらいまでの瞬発的な速さのことです。
このSAQは多くのスポーツ競技において求められます。

スポーツ傷害後では、歩くことから始まりランニング・ダッシュへと速度と体への負荷強度を上げていきます。
その後、急速に止まったり、急停止から方向転換のターンをしてダッシュしたり、色々のスポーツ運動に慣れていく必要があります。

また、シャトルランなどのようなランニングトレーニングや不規則なランニングトレーニング、競技に応じたトレーニングで、より実践に近づけ、技術やスキルを高めていく必要があります。

そして、筋肉の協調性の改善と神経筋機能も同時に行えるといいです。
これらは、スポーツ選手に対する運動療法の仕上げ段階で行うトレーニングです。
片足でジャンプして着地した際に姿勢が崩れないか、足のアライメント(配列)が問題ないかなどを総合的にチェックしスポーツ復帰を判断したり、今後のスポーツ傷害の予防に役立てます。

柔軟性の向上

スポーツ傷害にいて、装具などで関節を固定していた場合は、痛みの程度によって徐々にストレッチを行う必要があります。
このようなことスポーツをしている方は、ご承知だと思いますので割愛させていただきます。

最後に

スポーツ傷害における運動療法は、広い意味での体力を向上させる事が目的となおり、より早い競技復帰のためにもしっかりと運動療法を行うことをおススメしております。

運動療法も、てとり整体院で行っていますので、スポーツ傷害後に運動療法で回復を早めたい方やスポーツ傷害を予防する目的で正しい運動療法を行いたい方は、一度お越しください。

膝の内側の痛みとスポーツ整体

膝の内側の痛みとスポーツ整体

スポーツをしている方で、膝に痛みを感じたことがある方は多いと思います。

最も傷めやすい部位は内側です。
それは、膝の屈伸運動時に問題があることが多いからです。

今回はその中でも、膝の内側の筋肉の問題で起こる鵞足炎(がそくえん)について書いていきます。

続きを読む 膝の内側の痛みとスポーツ整体

スポーツの基本知っていますか??

スポーツの基本、パワーポジションって知っていますか??

野球・ゴルフ・サッカー・バスケットボール・バレーボール・テニス・ラグビーアメフトなど、どのようなスポーツにも基本的な構えがあります。

それがパワーポジションです。

続きを読む スポーツの基本知っていますか??

野球肘とスポーツ整体Ⅱ

野球肘(上腕骨内側上顆炎)とスポーツ整体

『概説』

・上腕骨内側上顆とは、肘の内側の骨で、そこには指を曲げる筋肉が付着している、この筋肉の使い過ぎによって肘の内側(上腕内側上顆)に炎症を起こす疾患
・また、その中でも投球によって起こる肘の障害を総称して野球肘と言う。またフォアハンドテニス肘とも言う。
・間違った練習方法や指導、練習のやり過ぎが加わると肘の内側だけでなく外側や後方にも障害が発生する
・初期のうちは無症状のことや少し痛みがあることが多く、疲労程度に思い放置してしまいがちで、初期のうちに発見して適切な治療を行うことが大切である。

『発生機序』

※野球肘では発生機序により内側・外側・後方に損傷を生じる
1、ワインドアップ期
・下半身主導であり、肘の障害は起こらない

2、コッキング期
・ボールを持って最大に肘が後方にあるので、この時に肘の内側の筋や腱が引き伸ばされ、上腕骨内側部に負担がかかる

3、アクセラレーション期
・ボールの投げはじめからボールを手放すまでの動作で最もスピーディーな動作が行われる

・この時には、さらに肘の内側の筋や腱が引き伸ばされる。

・また、外側の軟骨には圧迫力や回旋力がかかり離断性骨軟骨炎になることもある

・さらに、肘が伸ばされた反動で上腕三頭筋に負担がかかり肘後方に痛みが出現する

4、リリース期からフォロースルー期
・ボールを投げ終えて投球動作が終わるまでの動作

・この時に、手首で投げると、肘外側が筋肉で引っ張られ、また、肘内側に付いている筋肉ブレーキとして働き負担をうける。

・また、肘が無理に伸ばされると肘の後面にも痛みを生じる

※主な原因は使い過ぎですが、フォームの変化(肘が下がり、手投げになる)によって起こることが多い

『症状』

Ⅰ、日常生活では痛みを感じることはすくない
Ⅱ、初期症状では、肘がしっかり伸びない
Ⅲ、肘の内側に圧痛がある
Ⅳ、投球時にかばった投げ方をする

『スポーツ整体の治療方法』

①まずは、投球を禁止する
②定電流治療器AAPで細胞を活性化させ回復を早める
③スポーツ鍼灸で筋肉の緊張を除去する
④フォームを改善し肘への負担を減らす
⑤日々のストレッチや筋力トレーニングの指導
⑥徐々に投球連取を開始する

※高校生ぐらいになって起こる肘の内側の痛みは、靭帯そのものの部分断裂や疲労性の炎症が多く、一時的な安静やスポーツ整体でおさまることが多いが長期化する事がある

『予防方法』

⑴投げ過ぎない(連投させない)
⑵練習後のストレッチを欠かさないこと
⑶運動学的に正しいフォームを身に付けること
⑷腕の筋肉の強化

熊本県熊本市で腰痛、野球肘、野球肩、シンスプリントでお困りの方は、てとり整体院までお越し下さい

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シンスプリントとスポーツ整体

シンスプリントとスポーツ整体

『概説』

・シンスプリントはランニングやジャンプ、ダッシュなどを繰り返すスポーツ活動によって発生する、スネの内後方側の痛みを言う
・運動による慢性外傷の代表的疾患であり、脛骨過労性骨膜炎とも呼ばれる
・疲労骨折との鑑別診断を必要とする
・特に急性外傷がないのが特徴

『原因』

・ふくらはぎの筋肉への繰り返し加えられたストレスによる骨膜の炎症を生じるものと考えられる。

1.練習をはじめたばかりの時期、陸上競技やランナーに多く、使い過ぎと硬い地面が関係している
2.扁平足を持っている人に多い傾向がある

『症状』

⑴運動時や運動後にスネの内後方側の痛み
⑵進行すると、痛みは歩行時にもでる
⑶ふくらはぎの筋肉をストレッチすると痛みがでる
⑷疲労骨折との鑑別診断が難しいことがあり、レントゲン上の変化がない事を確認しなければならない
⑸程度が強く、長く続く場合は疲労骨折に移行している可能性がある

『スポーツ整体の治療方法』

Ⅰ、基本的にはスネの圧痛がなくなるまでは、ランニング中止(約1カ月が目安)
Ⅱ、定電流治療器AAPやスポーツ鍼灸で痛めている筋肉を活性化して痛みを軽減し筋肉の疲労を除去する
Ⅲ、足のアライメント(構造)を整えスネへの負担をへらす
Ⅳ、痛みが無くても正しいストレッチや筋膜リリースのやり方を指導

最後に

痛みを我慢してシンスプリントから疲労骨折になってしまうと、治るのに倍以上の時間がかかり安静が必要となります。
日々のケアが大切です。

熊本県熊本市でスポーツによる肉ばなれ、腰痛、野球肘、野球肩、シンスプリントでお困りの方は、てとり整体院までお越し下さい。

肉離れとスポーツ整体

肉ばなれとスポーツ整体

『概説』

・筋組織の一部の何らかの損傷であり、多くはスポーツの動きによっておこる
・下半身に多く、特に太もも後面及び前面の筋肉に多く、次いでふくらはぎ後面の筋肉に発生する
・痛めた直後の正しい判断と初期治療が予後を大きく左右する

『原因』

・スポーツなどで、筋肉に急激で強い牽引力(引っ張る力)が作用して損傷する筋肉の部分断裂
※スタートダッシュ、全力疾走、ジャンプの着地時に多く発生する

主な原因

1、筋肉の柔軟性低下
2、筋力低下
3、ウォーミングアップ不足

『症状』

1、痛めた瞬間に筋肉に刺すような痛みを感じる
2、ときには、損傷音(プッッ)と言う音が聞こえたりする。その瞬間から強い痛みが発生し、走る事ができなくなる
3、可動域制限が生じる

《損傷の程度によって3段階に分類される》

Ⅰ度(軽症)
・少しの圧痛がある
・歩行は可能だが、ランニング時などに痛む
・ストレッチ痛がある

Ⅱ度(中症)
・筋肉の部分断裂
・圧痛がある
・内出血が起こる
・痛めた筋肉に凹みができることがある
・歩行は困難で、ランニングは不可能

Ⅲ度(重症)
・筋肉の完全断裂
・強い圧痛がある
・内出血が起こる
・痛めた筋肉に凹みが確認できる
・痛めた足に体重をかけられず、歩行不可能
・手術となることもある

『スポーツ整体による治療方法』

【急性期】
・肉離れを起こした直後は、出血を広げないように発症から48時間以内は安静・アイシング・圧迫・挙上を徹底
【回復期】
・痛めた筋肉の循環回復をはかり損傷した組織の回復を促す
定電流治療器AAPスポーツ鍼灸、軽度のストレッチをはじめ、痛む程度、圧痛、動作時痛、ストレッチ通をみながら徐々に運動を開始する
・可動域が回復してストレッチや抵抗運動時での痛みがなくなるまで、ランニングなどのスポーツ活動は開始しない

《運動許可の目安》

1、ストレッチ痛の消失までランニング禁止
2、圧痛や動作時痛が消失したら軽度のランニングを始める
3、ストレッチ痛、ランニング痛が無くなれば競技復帰(経過をみながら徐々に開始する)
※Ⅰ度で3週間、Ⅱ度で6週間、Ⅲ度で数カ月かけて競技復帰が可能となる
※再発した場合は、初回の治療期間の約2倍の時間がかかることが多い

POINT

・初期治療が不十分だったり、的確なリハビリができないと、競技復帰後に違和感があったり、運動痛がとれない、何度も繰り返し肉離れを起こしてしまうなどという後遺症を残すことがある

『予防方法』

・日頃からの十分なストレッチを行なうこと
・日々の疲労の蓄積を防ぐこと
・筋肉のバランスを考えトレーニングを行うこと

熊本県熊本市でスポーツによる肉ばなれ、腰痛、野球肘、野球肩、シンスプリントでお困りの方は、てとり整体院までお越し下さい。