オスグッド病とスポーツ整体

オスグッド病とスポーツ整体

『概説』

・成長が盛んな小児期にスポーツ活動などによって太もも前面の筋肉の付着部である骨に痛みや腫れが生じる疾患
・10~15才の男子に多く、サッカーやバレーボール、バスケットボール、陸上競技、野球などの選手によく認める
・サッカーなどでは利き足に、ジャンプ系のスポーツでは軸足に多い

『原因』

・骨の成長が著しい時期、すなわち身長が急激に伸びる時期に認められる
・骨は急成長するが、筋肉や腱などの軟らかい組織は同様に成長しないため、相対的にからだが硬い時期になってしまい、太ももの前面の筋肉の柔軟性が低下し付着部である骨に負担がかかる。
・ジャンプ、キック、ランニングなどで筋肉が骨を引っ張り、未熟な柔らかい成長期の骨に炎症を起こす

『症状』

1、付着部である骨の隆起(腫れと圧痛)
2、スポーツなどの運動時の痛みが進行すると歩行時にも痛みが出現する
3、日常生活動作(正座や立て膝)での痛み
4、初期の頃には、起床時に痛みが生じることがあるが、歩いたり、軽い運動をすると痛みがなくなるため、続けて運動をしてしまい、徐々に悪化をまねくことになってしまう。
5、レントゲン像に分離した小さな軟骨片が確認できる

《程度の見分け方》

・軽度の場合
朝起きた時に痛いがすぐ治る、スポーツを終わった時に痛い、日常生活では痛みが無い

・中程度の場合
スポーツ中に痛いが支障はない、スポーツが終わった後痛みが強くなる、日常生活でも痛いが支障がない

・重度の場合
スポーツ中痛くて思いっきりプレーができない、スポーツが終わった後痛みがひどい、日常生活でも痛くて不便

『スポーツ整体の治療方法』

1、スポーツ活動の制限(中程度では運動量を抑える、重度では2週間を目安で運動の中止)
2、炎症のある骨に対しての定電流治療器AAPで痛めている細胞を活性化する
3、スポーツ鍼灸で太もも前面の筋肉の緊張を除去
4、症状が改善すれば、十分なウォーミングアップ後、サポーター着用でのスポーツ活動を再開
5、正しいストレッチの指導

※日常生活に支障をきたさない場合には完全にスポーツ活動を中止する必要はない。しかし、痛みが強くならない程度に運動量を(頻度・強度・時間)を調節する必要がある

POINT

・オスグッド病は、身長が伸びなくなり、成長軟骨が消えてしまう18才頃には自然に痛みは無くなる
・オスグッド病はスポーツ活動を休まない、休めない子供に多く、患部をかばって運動を続けることは、からだのバランスを崩しさらに運動フォームも崩す。このことが、身体中の他の痛みにつながってくる可能性があります

熊本県熊本市でスポーツによる肉ばなれ、腰痛、野球肘、野球肩、シンスプリントでお困りの方は、てとり整体院までお越し下さい。

シンスプリントとスポーツ整体

シンスプリントとスポーツ整体

『概説』

・シンスプリントはランニングやジャンプ、ダッシュなどを繰り返すスポーツ活動によって発生する、スネの内後方側の痛みを言う
・運動による慢性外傷の代表的疾患であり、脛骨過労性骨膜炎とも呼ばれる
・疲労骨折との鑑別診断を必要とする
・特に急性外傷がないのが特徴

『原因』

・ふくらはぎの筋肉への繰り返し加えられたストレスによる骨膜の炎症を生じるものと考えられる。

1.練習をはじめたばかりの時期、陸上競技やランナーに多く、使い過ぎと硬い地面が関係している
2.扁平足を持っている人に多い傾向がある

『症状』

⑴運動時や運動後にスネの内後方側の痛み
⑵進行すると、痛みは歩行時にもでる
⑶ふくらはぎの筋肉をストレッチすると痛みがでる
⑷疲労骨折との鑑別診断が難しいことがあり、レントゲン上の変化がない事を確認しなければならない
⑸程度が強く、長く続く場合は疲労骨折に移行している可能性がある

『スポーツ整体の治療方法』

Ⅰ、基本的にはスネの圧痛がなくなるまでは、ランニング中止(約1カ月が目安)
Ⅱ、定電流治療器AAPやスポーツ鍼灸で痛めている筋肉を活性化して痛みを軽減し筋肉の疲労を除去する
Ⅲ、足のアライメント(構造)を整えスネへの負担をへらす
Ⅳ、痛みが無くても正しいストレッチや筋膜リリースのやり方を指導

最後に

痛みを我慢してシンスプリントから疲労骨折になってしまうと、治るのに倍以上の時間がかかり安静が必要となります。
日々のケアが大切です。

熊本県熊本市でスポーツによる肉ばなれ、腰痛、野球肘、野球肩、シンスプリントでお困りの方は、てとり整体院までお越し下さい。

肉離れとスポーツ整体

肉ばなれとスポーツ整体

『概説』

・筋組織の一部の何らかの損傷であり、多くはスポーツの動きによっておこる
・下半身に多く、特に太もも後面及び前面の筋肉に多く、次いでふくらはぎ後面の筋肉に発生する
・痛めた直後の正しい判断と初期治療が予後を大きく左右する

『原因』

・スポーツなどで、筋肉に急激で強い牽引力(引っ張る力)が作用して損傷する筋肉の部分断裂
※スタートダッシュ、全力疾走、ジャンプの着地時に多く発生する

主な原因

1、筋肉の柔軟性低下
2、筋力低下
3、ウォーミングアップ不足

『症状』

1、痛めた瞬間に筋肉に刺すような痛みを感じる
2、ときには、損傷音(プッッ)と言う音が聞こえたりする。その瞬間から強い痛みが発生し、走る事ができなくなる
3、可動域制限が生じる

《損傷の程度によって3段階に分類される》

Ⅰ度(軽症)
・少しの圧痛がある
・歩行は可能だが、ランニング時などに痛む
・ストレッチ痛がある

Ⅱ度(中症)
・筋肉の部分断裂
・圧痛がある
・内出血が起こる
・痛めた筋肉に凹みができることがある
・歩行は困難で、ランニングは不可能

Ⅲ度(重症)
・筋肉の完全断裂
・強い圧痛がある
・内出血が起こる
・痛めた筋肉に凹みが確認できる
・痛めた足に体重をかけられず、歩行不可能
・手術となることもある

『スポーツ整体による治療方法』

【急性期】
・肉離れを起こした直後は、出血を広げないように発症から48時間以内は安静・アイシング・圧迫・挙上を徹底
【回復期】
・痛めた筋肉の循環回復をはかり損傷した組織の回復を促す
定電流治療器AAPスポーツ鍼灸、軽度のストレッチをはじめ、痛む程度、圧痛、動作時痛、ストレッチ通をみながら徐々に運動を開始する
・可動域が回復してストレッチや抵抗運動時での痛みがなくなるまで、ランニングなどのスポーツ活動は開始しない

《運動許可の目安》

1、ストレッチ痛の消失までランニング禁止
2、圧痛や動作時痛が消失したら軽度のランニングを始める
3、ストレッチ痛、ランニング痛が無くなれば競技復帰(経過をみながら徐々に開始する)
※Ⅰ度で3週間、Ⅱ度で6週間、Ⅲ度で数カ月かけて競技復帰が可能となる
※再発した場合は、初回の治療期間の約2倍の時間がかかることが多い

POINT

・初期治療が不十分だったり、的確なリハビリができないと、競技復帰後に違和感があったり、運動痛がとれない、何度も繰り返し肉離れを起こしてしまうなどという後遺症を残すことがある

『予防方法』

・日頃からの十分なストレッチを行なうこと
・日々の疲労の蓄積を防ぐこと
・筋肉のバランスを考えトレーニングを行うこと

熊本県熊本市でスポーツによる肉ばなれ、腰痛、野球肘、野球肩、シンスプリントでお困りの方は、てとり整体院までお越し下さい。

腰椎分離症・すべり症とスポーツ整体

腰椎分離症・すべり症

『概説』

・成長期の青少年やスポーツ選手に多くみられる
・一般の発生頻度は5〜7%ですが、スポーツ選手は10〜30%と高頻度に見られる

『原因』

・繰り返しからだを反らせたり、回旋させたりする事によって、骨が筋肉に引っ張られて発生すると言われています。
・少年期
・また、遺伝的要素なども関与している
・腰椎分離症の人の約10〜20%が分離すべり症に移行するから熱心にスポーツに打ち込んだ人に多く見られ、疲労骨折のひとつとして考えられている

『症状』

1、腰痛

・分離した腰椎とその下の腰椎の連結が椎間板だけになるため脊柱が不安定になり、周囲の靭帯や筋肉に負担がかかるため
・痛みの発生は運動時の分離部が動いたり、椎間板不安定性によるものとされている
①朝起きた時や動きはじめに腰全体に重苦しい感じや鈍痛を感じる
②腰を反らせたり、座る、立つ、歩くなど同じ動作を続けるのが辛い
③激しい運動中に急に腰に力が入らなくなる
④長時間の起立や重労働の後に痛くなる

2、下肢神経症状

・腰椎分離症で下肢症状を伴う例は少ない
・すべり症になると下肢症状(しびれ)を認めやすい

3、無症状であることも多い

・無症状性の分離症も多く存在する

『検査方法』

・片足立ちで腰を反らすと腰痛が出てくる
・うつ伏せで棘突起(腰のでっぱり)を押すと痛みが生じる
・レントゲンの斜位像で骨折線を認める

『スポーツ整体の治療方法』

1、安静とスポーツ制限

・腰椎分離症の初期は安静を3カ月前後する事で、分離症の骨が癒合して治る可能性が高い
・運動は1日2時間以内にとどめ、週に2日の休養日をつくる
・スポーツ時や日常生活では、腰を反らす動作や捻じる動作は要注意

2、定電流治療器AAPやスポーツ鍼灸

・疲労している筋肉や痛みで緊張している筋肉にたいして疲労回復、緊張の除去を行う

3、ストレッチ指導やフォーム指導

・腰椎に負担のかからなに股関節のストレッチや股関節の動きで腰の動きをカバーするフォームの指導

最後に

腰椎分離症は使い過ぎや、間違った体の使い方で腰椎に負担をかけて起こるので、根本的な体の使い方を見直す必要があります。

熊本県熊本市でスポーツによる腰痛、野球肘、野球肩、シンスプリントでお困りの方は、てとり整体院までお越し下さい。

野球肩とスポーツ整体

野球肩(投球肩)について

概説

・野球などの投球動作に似たスポーツ活動によって起こる肩への故障をまとめて“野球肩”と言います
・主にピッチャーが肩を酷使するために起こる障害ですが、筋肉・靭帯の炎症・関節内の炎症・骨の損傷・変形などさまざまな病変があり、これらの病変は単独で起こる場合だけではなく、重複して起こる場合もある。
・初期症状として、投げはじめに痛みを感じ、フォームアップをしてからだが温まってくると痛みが減少したり、投げているうちに痛みが無くなる場合が多いため、ごまかしながら使い続け、いつのまにか「ボールを投げれない」「肩が上がらない」状態まで悪化してしまう。

投球動作による障害のパターン

ワインドアップ期
・ 投球動作に入るまでの動作
・下半身が主導なので肩の障害は起きない

コッキング期
・ ボールを持った手が最大に後ろにある(外旋、外旋)時期の動作
・肩関節の後方への運動により、肩の前方の筋肉、三角筋や上腕二頭筋が引っ張られる

このため、上腕二頭筋長頭炎やインピンジメント症候群、腱板損傷が発生しやすくなる

アクセラレーション期(加速期からリリース期)
・ 加速期はボールの投げはじめからボールを手放すまでの動作
・ リリース期はボールが手から離れて、腕の動きが急に減速される時期までの動作
・この時期は最もスピーディーな動作が行われる。肩関節は内に捻じられ(内旋・内転)腱板損傷や肩峰下滑液包炎、インピンジメント症候群が発生しやすくなる。

また、小児においてはリトルリーグ肩を発生させる

フォロースルー期
・ ボールを投げ終えて投球動作が終わるまでの動作
・腕が前方に振り出されるため、腱板や肩の後面が引き伸ばされ、上腕三頭筋炎や肩関節後方の関節包や関節唇を損傷しやすくなる(ベンネットリージョン・スラップリージョン)

~疾患別症状~

インピンジメント症候群

・肩の使いすぎによって肩峰下滑液包と腱板が炎症を起こし、これらが肥厚、変性して骨とぶつかり、肩の痛みや運動障害を起こす。
また、進行すると腱板断裂(不全断裂が多い)へと移行するので要注意

『肩を上げる時に痛みを訴え、夜間痛もある』

リトルリーグ肩

・10才から15才に多い
・投球動作によって上腕骨骨頭の骨端線が損傷される疾患
・別名、上腕骨近位骨端線離開とも呼ばれる
・大半が投球回数の多い投手か捕手に発生する
・十分な筋力がなく、過度の関節の柔軟性を認める小児期に、間違った練習方法や練習のやり過ぎにより発生する

『原因』
リトルリーグ肩はアクセラレーション期に繰り返しの内捻じりによって骨に異常な回旋ストレスと牽引力が加わり、上腕骨近位骨端線が損傷されると考えられる。

『症状』
・投球時の肩の痛みや脱力感、運動障害
・痛みの場所は他の投球障害のように肩の前方や後方などに限局しておらず骨端線全域にわたり痛みがある
・また、あらゆる方向の運動で痛みが誘発される

ルーズショルダー

・肩関節のあらゆる方向に不安定性があり、以上に緩くなっている状態
・スポーツ選手以外でも、先天的に関節の緩い人や遺伝性もある

『原因』
・いわゆるインナーマッスル(腱板)の機能低下
・アウターマッスルを鍛え過ぎて、肩関節の負担が増え症状の悪化させてしまうことがある。
・投球動作などにより関節内で不安定な動きをおこし周囲の組織の炎症を起こしてしまう。

『症状』
・投球時に疼痛、不快感、脱力感を訴えるようになる
・フォロースルー期に痛みを感じやすい

スポーツ整体での治療の考え方

1. 安静

・基本的に野球肩で大切なことは、まず投球を禁止して肩関節を安静にすること
・特に、リトルリーグ肩は投球を禁止すればしっかり治る(程度によるが軽度のもので1カ月)

2.定電流治療器AAP、スポーツ鍼灸

・電気治療で細胞の活性化、スポーツ鍼灸による疲労回復や筋肉の緊張の除去

3. 筋力トレーニングやストレッチ指導、フォーム指導

・肩関節を安定させるためには、腱板(インナーマッスル)を強化する必要がある
・肩関節周囲全体をしっかり伸ばすこと
・肩関節の負担を減らすフォームの改善

最後に

完全復帰するまで焦らず徐々に投球数や投球距離を増やすことが重要で、現場の指導者の協力と理解が不可欠です。

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野球肘とスポーツ整体

野球肘とは別名リトルリーガー肘と言うので、10代前半に多発します。
特に、肘の内側の痛みが強く、悪化すると靭帯の損傷から関節ネズミ(離断性骨軟骨炎)になり手術が必要になります。

原因は、投げ過ぎのオーバーユース(使い過ぎ)や肘関節を酷使しての疲労、フォーム(リリース時に体が開くなど)、変化球の多用(特にカーブ)などで起こると考えられています。

症状は、内側型・外側型・後方型に分けられます

内側型:肘の内側が何度も無理に引っ張られることで、内側に付いている靭帯や成長軟骨が痛みます

外側型(離断性骨軟骨炎):肘の外側の骨同士が何度もぶつかって骨と軟骨が剥がれてしまう

後方型:肘が強く伸展(伸ばす)されることにより、骨同士が衝突し、関節に炎症を起こしたりします。

投球時や投球後に痛みが出て、肘の曲げ伸ばしも困難になり、時には動かせなくなることもあります。

野球肘に対してスポーツ整体でできること

・定電流治療器AAP・スポーツ鍼灸による痛みの治療
・疲労している筋肉の回復
・解剖学・運動学にもとづくフォーム改善

 

さらに、知って頂きたい事があります
練習時間や投球制限などの目安です。

練習日数・時間の目安

小学生:1日2時間の練習・1週間に3日の休養日

中学生・高校生:1週間に1日以上の休養日

全力投球数
小学生:50球/日、200球/W

中学生:70球/日、350球/W

高校生:100球/日、500球/W

試合の翌日はノースロー

投げ込みの翌日は投球数を減らす

1日2試合の登板は禁止

※日本臨床スポーツ医学会整形外科学術部会編:野球障害予防ガイドライン、文光堂、東京、1版、1998:p219

推奨される全力投球数と登板回数

年齢  全力投球/試合  登板回数/週
8-10   50     2
11-12  65      2
13-14  75      2
15-16  90      2
17-18  105     2
※USA Baseball Medical &Safety Advisoryが1995年に出した投手の投球数のガイドライン

①投球数は、全力投球(遠投を含む)のカウントです。
②小学生は全力投球練習の次の日は、ノースロー調整とし、週に3回以上行わない。
ただし、注意してほしいのは痛みが肩や肘に出た場合です

最後に

肘が痛い選手でも試合には出たいし、親も監督も出てもらいたいのなら、
いったい誰が《試合に出ない》というブレーキをかけるのか。

間違いなく、これは親御さんの仕事だと思います。
・子どもの将来を壊していいのか?
・大人になった時に障害が残ってもいいのか?
・そもそも誰のための野球か?

私は子どもさんにとって常にベストな選択をして頂きたいと思います。

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スポーツ整体とは??

体に関わる分野は、医者、看護師、理学療法士、作業療法士、柔道整復師(整骨院の免許)、鍼灸師、あん摩マッサージ師、スポーツトレーナーなどがあります。

このなかで、てとり整体院のスポーツ整体は
ケガの治療・ケガの予防・運動学にもとづくフォーム指導・可動域の向上・疲労回復・トレーニング指導・パフォーマンスUPを目的とするので、

・柔道整復師による、ケガの治療方法

・鍼灸師による、ケガの治療方法・可動域の向上・疲労回復

・あん摩マッサージ師による、ケガの治療方法・疲労回復

・理学療法士、スポーツトレーナーによる、運動学にもとづくフォーム指導方法・ケガの予防・パフォーマンスUPなど、

これらの全ての要素が含まれています。

 

スポーツをすると起こる体の変化があります。

スポーツは日常生活に無い特殊な動きが多いので、筋肉の左右差・骨格の捻じれ・使い過ぎによる柔軟性の低下、関節可動域の減少、免疫力の低下などが起こります。

これらに対して何も対処しないでいると、ケガをする・疲労がたまる・フォームが崩れる・パフォーマンスが低下する・風邪を引きやすくなるなどにつながり、スポーツが楽しめなくなります。

これらを防ぐためにスポーツ整体を受けて頂きたいと思います

さらに、厚生労働省調べによると、平成27年度の統計では20歳以上で週1回以上スポーツしている人は(男女合計)40,4%いるそうです。
今後はもっと、スポーツに取り組む方は増えてくるでしょう。

なので、スポーツをする方が楽しく長く続けられるためにも、スポーツ整体は必要だと考えています。

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スポーツ鍼灸も同時に受けられる

近年、国体などでもドーピング検査が導入されていることから副作用のない治療として、
スポーツ鍼灸は安心安全な治療なので多くのプロスポーツ選手にも支持されています

その効果は4つあります。

1、筋肉を緩め・筋疲労の回復

スポーツ後の筋肉の緊張をゆるめ、筋疲労(こり、張り、痛み)の回復を促進します。。

2、痛みの改善

スポーツ時の関節や筋肉の痛みや神経痛などが改善します。

3、自律神経や内蔵の調整

多忙な練習で不調になりがちな内蔵の状態を整え、全身の体調も整います。

4、免疫機能の改善

疲労からくるか免疫機能の低下を防ぎます。

スポーツ鍼灸だけでも、4000円~5000円必要としますが、てとり整体院のスポーツ整体ではスポーツ鍼灸が必要な方には追加料金なしで行っています。

その理由は、自信が無いからではなく、私の経験です。

鍼灸も人によっては効果が少ない方もいます。(もちろん、効果がある方もいます)
ですので、体質や選手の状態によってスポーツ鍼灸を使い分けたいので、追加料金を取ると必要な治療が受けられなくなる可能性があります。
常に最善の治療をしたいと心掛けていますので、スポーツ鍼灸の追加料金は頂きません。

てとり整体院のスポーツ整体は、できるだけ多くの方をサポートしたいと考えているので、できる限りご要望にこたえて、個人にあった治療が受けられるようにしています。
(鍼灸が苦手な方もいますので、無理に進めることはしません。)

その他の治療方法で最善を尽くします。

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体幹・股関節・肩甲骨の動きとは??

よく言われている体幹は、体幹筋と言って筋肉のことです。

体幹筋は、内臓を支える機能とともに、運動時のバランスをとるために骨格筋を意識的に動かす際、最初に動かす筋肉であるため、この筋肉が弱ると運動が不安定になります。
体幹筋は前体幹筋(腹直筋、腹横筋、腹斜筋、大胸筋)後体幹筋(広背筋、脊柱起立筋、僧帽筋)に分けられます

前体幹筋と後体幹筋の緊張のバランスが崩れると腰痛などの痛みが出てきます。

さらに・・・体幹の説明をすると
野球やゴルフなどで言われている、「腰を回せ」は解剖学的に無理なのです。
腰は、基本的に5つの骨で構成されています。

http://www.theeuphoria.com/01b.jpg

この5つの骨を同時に回しても回旋の角度は5度しか動きません

なので、5度しか動かない腰を無理やり回すとどうなりますか??
そうです。壊れます。

それでは、どうしたらいいのか??

ここで大事なってくるのが、股関節です。

股関節の可動域は大きく
回旋は内旋外旋、合わせて90度近くまであります。

The hip bone is formed by three bones; ilium, ischium, and pubis.

このことから、運動学的にも股関節を使って体を回さなければスムースに体は回りません。

股関節が硬いと、回旋運動が少なくなり体が回らず力が発揮されないので、股関節の柔軟性を高める必要があります。

続いて、肩甲骨についてです。

3D illustration of shiny blue skeleton system, medical concept.

腕を使うスポーツ、野球・ゴルフ・ハンドボール・バレーボール・テニス・バトミントンなどでは特に柔軟性が必要とされる肩甲骨なのですが、肩甲骨は肋骨と背骨の動きと連動しないと大きな動きが出ません。

肩甲骨はスポーツをしている際に単独で動く事はなく、肋骨や背骨の動きと連動して動いています。

どのようなスポーツでも腕を使う時には、引く動作が入ります(テイクバック)
この引く動作を肩甲骨だけで動かすよりも、胸を張って肋骨と背骨の伸びる動きを伴なう方が大きく強く、引く動作ができます。

これを、肩甲骨だけでしてしまうことで、肩にストレスがかかり痛みとして現れます。

なので、肩甲骨だけの可動域を高めるだけではなく、肋骨や背骨の可動域も向上させる必要があります。

体幹・股関節・肩甲骨について解剖学・運動学の知識が分かる事で、無理なくスムースに体が動くようになり、ケガが減り、パフォーマンスの向上が期待できます。

熊本県熊本市でスポーツによる腰痛、野球肘、野球肩、シンスプリントでお困りの方は、てとり整体院までお越し下さい。

 

運動連鎖で痛みを改善する!!スポーツ整体とは??

筋膜のつながり

全身の筋肉は筋膜という膜に覆われています。(全身タイツのような膜)
筋膜のつながりは、全て合わせると12方向に分けられます。(頭~足先のつながり、指先~首など)

この12の筋膜のつながりで、全身運動のスポーツをしています。
そして筋肉が伸び縮みするとき、この筋膜の内側を滑りながら動いています。

長期間・長時間、繰り返しスポーツをしていると、各競技の決まった動きで、体の使い方の悪い癖(膝が股関節より内側に入る、肘が下がる)などがでてきます。

その、悪い癖が出てくると、運動連鎖にひずみを起こしてしまうので、運動連鎖が制限され腰痛や肩痛・膝痛などの症状がでます。

運動連鎖を改善するには

まず、運動学に基づき体の動きの検査をして、痛い動きや、前後左右回旋の動きの制限を確認します。
その後、全身の筋膜のつながりを利用して、痛い動きや痛みによる動きの制限を改善していきます。

例えば

腰痛の中でも、比較多いい伸展型腰痛について説明していきます
(このタイプの腰痛は悪化すると腰椎分離すべり症といった、腰椎の疲労骨折にまでなります)

伸展型腰痛の症状は
スポーツ時やそれ以外でも、腰を反らすと痛い・仰向けで寝ていても痛い・前かがみは楽などです。

その原因は
腰が痛いのですが、腰には原因はなく、運動連鎖から考えると2つの筋肉が関与していることがあります。

1つ目は、大腿四頭筋です。
この筋肉は、骨盤から膝に付いています。

medical accurate illustration of the rectus femoris

2つ目は、腸腰筋です。
この筋肉は、腰椎から股関節の内側の骨に付いています。

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この2つの筋肉を緩める事で骨盤の動きが改善され運動連鎖が良くなり、伸展型腰痛は改善され悪化しにくい状態になります。

大腿四頭筋のストレッチ方法

左足の大腿四頭筋のストレッチ方法です。

DSC_0065

まず、左膝を無理のない範囲で曲げます。

このまま後ろに倒れる方法はよくありますが、それは危険なので、この状態から右に体を回旋させます。

すると、この様な体勢になります。

DSC_0066

しっかりと後ろを見るように回旋させて下さい。

無理矢理に腰を回旋させると危険です。

そして、この状態を15秒キープします。数回するとだんだんと可動域が増えてきます。

注:体を回旋させる際に左のお尻も浮かして回旋しないと上手く伸びません。

腸腰筋のストレッチ方法

左足の腸腰筋のストレッチをしています。

IMGP0781 (800x600)

まず、適度な台や椅子に右足を上げます。

その際に左膝は曲げて床に近づける様に意識します。すると左のお腹や股関節の前が伸びている感じがします。

この状態を15秒キープします。

注:台や椅子から離れすぎると上手く伸ばせませんのでご注意ください

横から見るよこの様な体勢になります。無理せずゆっくりと伸ばして下さい。

IMGP0779 (800x600)

これらのストレッチを繰り返し行ってください。

スポーツをしている方は繰り返し同じ動きをして、悪い癖が出て運動連鎖にひずみを起こしているので、あなたに合った正しいストレッチの方法を身に付けて予防してください。

最後に、
腰が痛いからと言って、痛む腰をマッサージや揉んでいても根本的な改善はしません。
運動連鎖を良くして、体の悪い癖を改善する必要があります。

本気でスポーツに取り組んでいる方へ
熊本県熊本市中央区水道町にある、てとり整体院のスポーツ整体では運動連鎖を考えて痛みを改善いたします