体幹・股関節・肩甲骨の動きとは??

よく言われている体幹は、体幹筋と言って筋肉のことです。

体幹筋は、内臓を支える機能とともに、運動時のバランスをとるために骨格筋を意識的に動かす際、最初に動かす筋肉であるため、この筋肉が弱ると運動が不安定になります。
体幹筋は前体幹筋(腹直筋、腹横筋、腹斜筋、大胸筋)後体幹筋(広背筋、脊柱起立筋、僧帽筋)に分けられます

前体幹筋と後体幹筋の緊張のバランスが崩れると腰痛などの痛みが出てきます。

さらに・・・体幹の説明をすると
野球やゴルフなどで言われている、「腰を回せ」は解剖学的に無理なのです。
腰は、基本的に5つの骨で構成されています。

http://www.theeuphoria.com/01b.jpg

この5つの骨を同時に回しても回旋の角度は5度しか動きません

なので、5度しか動かない腰を無理やり回すとどうなりますか??
そうです。壊れます。

それでは、どうしたらいいのか??

ここで大事なってくるのが、股関節です。

股関節の可動域は大きく
回旋は内旋外旋、合わせて90度近くまであります。

The hip bone is formed by three bones; ilium, ischium, and pubis.

このことから、運動学的にも股関節を使って体を回さなければスムースに体は回りません。

股関節が硬いと、回旋運動が少なくなり体が回らず力が発揮されないので、股関節の柔軟性を高める必要があります。

続いて、肩甲骨についてです。

3D illustration of shiny blue skeleton system, medical concept.

腕を使うスポーツ、野球・ゴルフ・ハンドボール・バレーボール・テニス・バトミントンなどでは特に柔軟性が必要とされる肩甲骨なのですが、肩甲骨は肋骨と背骨の動きと連動しないと大きな動きが出ません。

肩甲骨はスポーツをしている際に単独で動く事はなく、肋骨や背骨の動きと連動して動いています。

どのようなスポーツでも腕を使う時には、引く動作が入ります(テイクバック)
この引く動作を肩甲骨だけで動かすよりも、胸を張って肋骨と背骨の伸びる動きを伴なう方が大きく強く、引く動作ができます。

これを、肩甲骨だけでしてしまうことで、肩にストレスがかかり痛みとして現れます。

なので、肩甲骨だけの可動域を高めるだけではなく、肋骨や背骨の可動域も向上させる必要があります。

体幹・股関節・肩甲骨について解剖学・運動学の知識が分かる事で、無理なくスムースに体が動くようになり、ケガが減り、パフォーマンスの向上が期待できます。

熊本県熊本市でスポーツによる腰痛、野球肘、野球肩、シンスプリントでお困りの方は、てとり整体院までお越し下さい。

 

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