頭痛の種類!!(片頭痛)

片頭痛

片頭痛の原因は血管説と神経説の2タイプあります。

血管説

頭部の血管が拡張することによって頭痛が起こると考える説です。

血小板からのセロトニン(血管を収縮させる作用を持つ)が放出されるため一旦脳の血管が収縮します。 その後、時間の経過とともにセロトニンが分解されていき減少することによって一度収縮した血管が逆に拡張するために頭痛が起こるというものです。

三叉神経説

脳神経の中で最も大きい三叉神経(顔面周辺の感覚をつかさどる)が関与しているという説です。

何らかの刺激によって三叉神経が刺激されることにより、三叉神経の末端から血管を拡張させる作用をもつ様々な神経伝達物質が分泌されます。 それらの働きで拡張した血管や、それによって発生した炎症が神経を刺激して痛みが起こるというものです。

片頭痛の症状

片頭痛は、頭の片側または両側が脈打つようにズキンズキンと痛む病気です。 月に1~2度とか、週に1~2度の頻度で発作的に起こるのが特徴で、いったん痛み出すと寝込んでしまう、仕事が手につかないなど、多くの方が日常生活に支障をきたします。

吐き気や嘔吐を伴うことが多く、光や音に対して過敏になります。 しかし、痛みがおさまると健康な人と全く同じように生活や行動ができますし、片頭痛自体が命にかかわることはありません。

片頭痛の対処法

こめかみなどズキズキと脈を打っている部位を冷やして、血流の拡がりを抑えます。冷たいタオルでこめかみを押しながら、安静にするのもよいでしょう。
光や音などにも敏感になるため、できれば暗くて静かな場所で休んでください。


片頭痛は、外的環境やライフスタイル、食べ物、女性ホルモンなどの影響で痛みを誘発します。血管の拡張を促すポリフェノールを含んでいる赤ワイン、チョコレート、チーズ、柑橘類などは片頭痛を引き起こしやすいと言われていますので、摂取し過ぎないように注意して下さい。

片頭痛に良い食べ物

食事と頭痛は密接に関係しているという説があります。片頭痛持ちの人の3割がマグネシウム不足という報告がありますし、マグネシウムやビタミンB2を一定量摂っていると片頭痛予防に効果がある、という調査結果もあるようです。

・マグネシウムが多い食べ物
大豆、いわし、しらす、あさり、わかめ、こんぶ、アーモンド等。
・ビタミンB2が多い食べ物
レバー、うなぎ、納豆、牛乳、玉子等。

片頭痛は、頭の中の血管が拡張したことによって炎症が起こり、痛みを生じると言われているため、患部を温めたり、マッサージなどでさらなる刺激を与えるのは逆効果です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。