腰椎分離症・すべり症とスポーツ整体

腰椎分離症・すべり症

『概説』

・成長期の青少年やスポーツ選手に多くみられる
・一般の発生頻度は5〜7%ですが、スポーツ選手は10〜30%と高頻度に見られる

『原因』

・繰り返しからだを反らせたり、回旋させたりする事によって、骨が筋肉に引っ張られて発生すると言われています。
・少年期
・また、遺伝的要素なども関与している
・腰椎分離症の人の約10〜20%が分離すべり症に移行するから熱心にスポーツに打ち込んだ人に多く見られ、疲労骨折のひとつとして考えられている

『症状』

1、腰痛

・分離した腰椎とその下の腰椎の連結が椎間板だけになるため脊柱が不安定になり、周囲の靭帯や筋肉に負担がかかるため
・痛みの発生は運動時の分離部が動いたり、椎間板不安定性によるものとされている
①朝起きた時や動きはじめに腰全体に重苦しい感じや鈍痛を感じる
②腰を反らせたり、座る、立つ、歩くなど同じ動作を続けるのが辛い
③激しい運動中に急に腰に力が入らなくなる
④長時間の起立や重労働の後に痛くなる

2、下肢神経症状

・腰椎分離症で下肢症状を伴う例は少ない
・すべり症になると下肢症状(しびれ)を認めやすい

3、無症状であることも多い

・無症状性の分離症も多く存在する

『検査方法』

・片足立ちで腰を反らすと腰痛が出てくる
・うつ伏せで棘突起(腰のでっぱり)を押すと痛みが生じる
・レントゲンの斜位像で骨折線を認める

『スポーツ整体の治療方法』

1、安静とスポーツ制限

・腰椎分離症の初期は安静を3カ月前後する事で、分離症の骨が癒合して治る可能性が高い
・運動は1日2時間以内にとどめ、週に2日の休養日をつくる
・スポーツ時や日常生活では、腰を反らす動作や捻じる動作は要注意

2、定電流治療器AAPやスポーツ鍼灸

・疲労している筋肉や痛みで緊張している筋肉にたいして疲労回復、緊張の除去を行う

3、ストレッチ指導やフォーム指導

・腰椎に負担のかからなに股関節のストレッチや股関節の動きで腰の動きをカバーするフォームの指導

最後に

腰椎分離症は使い過ぎや、間違った体の使い方で腰椎に負担をかけて起こるので、根本的な体の使い方を見直す必要があります。

熊本県熊本市でスポーツによる腰痛、野球肘、野球肩、シンスプリントでお困りの方は、てとり整体院までお越し下さい。

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