肉離れとスポーツ整体

肉ばなれとスポーツ整体

『概説』

・筋組織の一部の何らかの損傷であり、多くはスポーツの動きによっておこる
・下半身に多く、特に太もも後面及び前面の筋肉に多く、次いでふくらはぎ後面の筋肉に発生する
・痛めた直後の正しい判断と初期治療が予後を大きく左右する

『原因』

・スポーツなどで、筋肉に急激で強い牽引力(引っ張る力)が作用して損傷する筋肉の部分断裂
※スタートダッシュ、全力疾走、ジャンプの着地時に多く発生する

主な原因

1、筋肉の柔軟性低下
2、筋力低下
3、ウォーミングアップ不足

『症状』

1、痛めた瞬間に筋肉に刺すような痛みを感じる
2、ときには、損傷音(プッッ)と言う音が聞こえたりする。その瞬間から強い痛みが発生し、走る事ができなくなる
3、可動域制限が生じる

《損傷の程度によって3段階に分類される》

Ⅰ度(軽症)
・少しの圧痛がある
・歩行は可能だが、ランニング時などに痛む
・ストレッチ痛がある

Ⅱ度(中症)
・筋肉の部分断裂
・圧痛がある
・内出血が起こる
・痛めた筋肉に凹みができることがある
・歩行は困難で、ランニングは不可能

Ⅲ度(重症)
・筋肉の完全断裂
・強い圧痛がある
・内出血が起こる
・痛めた筋肉に凹みが確認できる
・痛めた足に体重をかけられず、歩行不可能
・手術となることもある

『スポーツ整体による治療方法』

【急性期】
・肉離れを起こした直後は、出血を広げないように発症から48時間以内は安静・アイシング・圧迫・挙上を徹底
【回復期】
・痛めた筋肉の循環回復をはかり損傷した組織の回復を促す
定電流治療器AAPスポーツ鍼灸、軽度のストレッチをはじめ、痛む程度、圧痛、動作時痛、ストレッチ通をみながら徐々に運動を開始する
・可動域が回復してストレッチや抵抗運動時での痛みがなくなるまで、ランニングなどのスポーツ活動は開始しない

《運動許可の目安》

1、ストレッチ痛の消失までランニング禁止
2、圧痛や動作時痛が消失したら軽度のランニングを始める
3、ストレッチ痛、ランニング痛が無くなれば競技復帰(経過をみながら徐々に開始する)
※Ⅰ度で3週間、Ⅱ度で6週間、Ⅲ度で数カ月かけて競技復帰が可能となる
※再発した場合は、初回の治療期間の約2倍の時間がかかることが多い

POINT

・初期治療が不十分だったり、的確なリハビリができないと、競技復帰後に違和感があったり、運動痛がとれない、何度も繰り返し肉離れを起こしてしまうなどという後遺症を残すことがある

『予防方法』

・日頃からの十分なストレッチを行なうこと
・日々の疲労の蓄積を防ぐこと
・筋肉のバランスを考えトレーニングを行うこと

熊本県熊本市でスポーツによる肉ばなれ、腰痛、野球肘、野球肩、シンスプリントでお困りの方は、てとり整体院までお越し下さい。

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