オスグッド病とスポーツ整体

オスグッド病とスポーツ整体

『概説』

・成長が盛んな小児期にスポーツ活動などによって太もも前面の筋肉の付着部である骨に痛みや腫れが生じる疾患
・10~15才の男子に多く、サッカーやバレーボール、バスケットボール、陸上競技、野球などの選手によく認める
・サッカーなどでは利き足に、ジャンプ系のスポーツでは軸足に多い

『原因』

・骨の成長が著しい時期、すなわち身長が急激に伸びる時期に認められる
・骨は急成長するが、筋肉や腱などの軟らかい組織は同様に成長しないため、相対的にからだが硬い時期になってしまい、太ももの前面の筋肉の柔軟性が低下し付着部である骨に負担がかかる。
・ジャンプ、キック、ランニングなどで筋肉が骨を引っ張り、未熟な柔らかい成長期の骨に炎症を起こす

『症状』

1、付着部である骨の隆起(腫れと圧痛)
2、スポーツなどの運動時の痛みが進行すると歩行時にも痛みが出現する
3、日常生活動作(正座や立て膝)での痛み
4、初期の頃には、起床時に痛みが生じることがあるが、歩いたり、軽い運動をすると痛みがなくなるため、続けて運動をしてしまい、徐々に悪化をまねくことになってしまう。
5、レントゲン像に分離した小さな軟骨片が確認できる

《程度の見分け方》

・軽度の場合
朝起きた時に痛いがすぐ治る、スポーツを終わった時に痛い、日常生活では痛みが無い

・中程度の場合
スポーツ中に痛いが支障はない、スポーツが終わった後痛みが強くなる、日常生活でも痛いが支障がない

・重度の場合
スポーツ中痛くて思いっきりプレーができない、スポーツが終わった後痛みがひどい、日常生活でも痛くて不便

『スポーツ整体の治療方法』

1、スポーツ活動の制限(中程度では運動量を抑える、重度では2週間を目安で運動の中止)
2、炎症のある骨に対しての定電流治療器AAPで痛めている細胞を活性化する
3、スポーツ鍼灸で太もも前面の筋肉の緊張を除去
4、症状が改善すれば、十分なウォーミングアップ後、サポーター着用でのスポーツ活動を再開
5、正しいストレッチの指導

※日常生活に支障をきたさない場合には完全にスポーツ活動を中止する必要はない。しかし、痛みが強くならない程度に運動量を(頻度・強度・時間)を調節する必要がある

POINT

・オスグッド病は、身長が伸びなくなり、成長軟骨が消えてしまう18才頃には自然に痛みは無くなる
・オスグッド病はスポーツ活動を休まない、休めない子供に多く、患部をかばって運動を続けることは、からだのバランスを崩しさらに運動フォームも崩す。このことが、身体中の他の痛みにつながってくる可能性があります

熊本県熊本市でスポーツによる肉ばなれ、腰痛、野球肘、野球肩、シンスプリントでお困りの方は、てとり整体院までお越し下さい。

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