体幹トレーニングとスポーツ整体

正しい体幹トレーニングとスポーツ整体

体幹トレーニングの目的は、背骨の安定化(インナーマッスルによる安定化・インナーマッスルとアウターマッスルのバランスによる体幹全体の安定化)や神経-筋の伝達の最適化、そしてパフォーマンスの向上のための体幹筋群の強化です。

この基本そして、正しく背骨を安定化できることが非常に重要で、体幹筋による背骨の安定性を向上させる体幹トレーニングをコアスタビリティートレーニングと言います。
この体幹トレーニングが正しくできないと難易度の高い体幹トレーニングや機能的な動きによるパフォーマンスの向上を行う事はできません。

コアスタビリティートレーニングの前に、2つの基礎的なエクササイズを覚える必要があります。

それは『ドローイン』と『ブレイシング』です。
この2つの基礎的なエクササイズは背骨の安定性をつくる代表的なエクササイズです。

・ドローイン

腹式呼吸時に、下腹部を凹ませるエクササイズです。
もともと、慢性的な腰痛の方へのリハビリテーションのエクササイズで、腹横筋への神経伝達を改善するために多く行われています。

・ブレイシング

意識的に前左右の腹筋群全体に力を入れるエクササイズです。
ドローインが正しく行えた後、コアスタビリティートレーニングの難易度を上げる準備や複雑なエクササイズの準備として行うエクササイズです。

正しくドローイやブレイシングが出来るようになったら、その状態で基礎的なコアスタビリティートレーニングを行い身に付けていきます。

基礎的な体幹トレーニング(コアスタビリティートレーニング)

1、フロントブリッジ(エルボートゥ)

①うつ伏せの状態で寝る
②腕を肩幅に広げて、肘でからだを支える
③足はつま先でからだを支える
④足から背中まで、まっすぐな板を入れたようにキープする
1セット30秒をキープして30秒インターバル
2〜3セット行う
※腹式呼吸を意識する

2、サイドブリッジ

①肘を伸ばしからだを真っ直ぐにして横向きで寝ます(両足をそろえる)
②床側の肘でからだを支えて、ゆっくり腰をあげます(頭~背骨~足を一直線にします)
③この状態をキープします
1セット20秒キープして20秒インターバル
2〜3セット行う
※腹式呼吸を意識する

3、バックブリッジ

①あおむけになり、足を肩幅に開き両膝をたてる(足の位置がお尻から離れないようにする)
②骨盤を持ち上げるようにお尻を上げる
③上げた状態で5秒キープし、これを繰り返す(キープ時は腹式呼吸を意識)
④10回×3セットおこなう

これらの、体幹トレーニング(コアスタビリティートレーニング)が簡単に出来るようになったら、手足を上げたりバランスボールを使ったりして難易度を上げることで多くの筋が使われて、より体幹トレーニングの効果が期待できます。

まとめ

ドローインが出来てからブレイシングを行い、基礎的な体幹トレーニングを行う事で効率の良いトレーニングにつながります。

熊本県熊本市で正しい体幹トレーニングを知りたい方や、野球肘、野球肩、シンスプリントでお困りの方は、てとり整体院までお越し下さい

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