バスケットボールとスポーツ整体

バスケットボールとスポーツ整体

バスケットボールで一番多いスポーツ外傷は、足首の捻挫です。続いて、膝関節の前十字靭帯です。圧倒的に足腰の傷害が多く上半身を痛めることはまれです。

今回は、この靭帯を切ってしまうと選手生命にも影響する前十字靭帯損傷について書いていきます。

『概説』

・膝には前後の安定性を出すために、十字の形をした2本の靭帯が存在します(前十字靭帯・後十字靭帯)
・また、この2つの靭帯により膝の回旋運動も制限している
・前十字靭帯は解剖学的に細くて長く、後十字靭帯は太くて短い
・前十字靭帯損傷は接触型と非接触型に分れる

『原因』

・膝の外側からタックルされたとき
・ジャンプの着地時やターンなどをした際、膝が内に入り・つま先が外を向く(kenn-in-toe-out)姿勢が強制されて痛めることが多い

『症状』

・靭帯を痛めた瞬間に「ゴリッ」「ポキッ」などの音がすることもある
・その時に膝がハズれたと感じることもある
・初期症状では、痛みや腫れ歩行困難、関節内に血が溜まることがある
・時間とともに、膝が不安定になり、膝に力が入らなくなり不意に膝が抜ける感覚がおこる(膝崩れ現象)
・傷めてから3週間程度で、初期症状が良くなり生活習慣で支障が無くなるので、放置しやすい。

『治療方法』

《前十字靭帯の損傷は一度断裂してしまうと自然につながることはない》
・このことより、前十字靭帯再建術という手術が適応となる
※術後のリハビリテーションは長期間(6カ月~12カ月)かかる
※前十字靭帯が断裂されると膝の安定性が著しくなくなり、関節が必要以上にズレ、関節内の半月板損傷や骨の変形をまねくことがあるので注意が必要

『予防方法』

・筋疲労などをなるべくためないようにする
・フォーム(kenn-in-toe-out)になっていないかのチェック
・膝を支える筋肉の強化

POINT
スポーツによって前十字靭帯損傷が起こった可能性があるのなら、一度MRIなどの精密検査をする必要がある

スポーツによる膝の痛みや、腰痛・野球肘・野球肩・シンスプリントでお悩みの方は、熊本県熊本市中央区にある、てとり整体院のスポーツ整体を一度受けて下さい

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