スポーツの基本、パワーポジションって知っていますか??
野球・ゴルフ・サッカー・バスケットボール・バレーボール・テニス・ラグビーアメフトなど、どのようなスポーツにも基本的な構えがあります。
それがパワーポジションです。
スポーツ動作は日常の動作とは違った動きが必要です。それは、からだはスポーツ動作に適応した姿勢になっていたほうが良いのからです。
スポーツ動作に適応するための姿勢作りのひとつが、パワーポジションなのです。
基本的なパワーポジションの構えとは??
1、肩幅よりすこし広めに立ち、つま先を正面にむける
2、お尻を後ろに引きながら膝をまげる
2、つま先より膝が出ないように、膝の角度は120度くらいになるように曲げる
4、背中を真っ直ぐに前を見る
5、体重がかかとにのり過ぎないようにする
悪い例
・お尻をひかずに膝だけ曲げている
・背中が丸まっている
・目線が下をむいている
・体重がかかとに乗ってしまっている
どのようなスポーツでも、なぜパワーポジションが必要かと言うと「止まっている状態から素速く反応し動き出せる力を発揮する」ためです。
つまり、静止した状態から素早く反応し即動き出せる姿勢ならなんでもいい、とも言えます。
例えば格闘技のパワーポジションとも言える「構え」は、ボクシング、空手、ムエタイ、相撲、柔道、どれもそれぞれ独自の構えがあります。
しかしどれも「止まっている状態から素早く反応し動き出す」構えを目指していることには違いはありません。
基本的なパワーポジションの姿勢はありますが、細かくパワーポジションを定義することはできません。
ただ、素早く動き出す為には【力を伝える安定した体幹】が必要となり、それが運動学的にも力学的にも発揮できるポジションがパワーポジションなのです。
ですので、あなただけのパワーポジションを見つける必要があり、それをからだに身に付けるためには繰り返しのトレーニングが必要です。
スクワット≒パワーポジション
スクワットとパワーポジションは同じ動作で、パワーポジションを身に付けるためにはスクワットのトレーニングが必要となり、パワーポジションの姿勢と注意するところがにています。
まずスクワットの基本は「膝を前後させない」「背中を丸めないように股関節を使う」です。
1、おしりを突き出す、もしくは椅子に腰掛けるように意識し骨盤を少し前傾させて背中をまっすぐのばす
2、背中が丸まらないよう肩甲骨をよせて胸を張る
3、膝が前後しないように腰を落とします
4、膝の角度は競技などによって変える
※膝の前後の動きを小さくする事で下半身が安定し、股関節の稼働率が上がります
※膝が前方に出すぎると骨盤前傾が維持できず背中が丸まり、股関節を使うことができなくなります。
※足裏の重心位置スクワットは足裏全体で重心を支えるのが基本だが、膝を無理につま先より後方へ引こうとすると、重心がかかとに乗ってしまい、前足部に体重が乗らず競技選手にとってはマイナス効果。
※どうしても後ろに重心が傾いてしまう場合はかかとの下に板や本を挟んでみよう。
パワーポジションと体幹トレーニング
1、その場ジャンプ
まずパワーポジションをとってください。高さは適当でかまいません。
その場でジャンプするのでそれに対応したパワーポジションをとってください。
その場でジャンプします。そんなに高く飛び上がる必要はありません。
パワーポジションで着地
正しいパワーポジションをとれていますか?骨盤が後傾して体幹がくずれていませんか?
2、ゴー & ストップ
パワーポジションから5から10メートルほど軽くダッシュしてストップ。ストップした時、正しいパワーポジションがとれているか??
その他サイドステップなど、競技ならではの動き・移動をしてパワーポジションで正確に静止できるかやって下さい。
さらに連続してゴー & ストップを繰り返して、どんな動きであっても、パワーポジションがとれていない = 力の伝わる体幹が崩れている
ことになるので、同時に体幹トレーニングを行いましょう
熊本で野球・サッカー・ゴルフ・バスケットボール・バレーボールなどのスポーツで姿勢改善やシンスプリント・野球肘・野球肩にお困りの方は一度、熊本市中央区水道町にある、てとり整体院までお越しください。