スポーツする時の、からだの重心点って知っていますか??
からだには常に重力がかかっています。
日常生活やスポーツ時は、この重力を受けながら、からだを支えてバランスを保っています。
バランスや安定性を作るのが重心点です。
この重心点を理解することで、からだの使い方の理解がふかまり、様々なスポーツで役に立ちます。
まず、重心点とは??
からだの中には、上半身の重心点、下半身の重心点、全身の重心点の3つが存在しています。
・上半身の重心点
第7胸椎~第9胸椎の高さにあります。
・下半身の重心点
大腿骨の1/2の位置と2/3の位置の間にあります。
・全身の重心点
第2仙骨の高さで、おへその下(丹田)にあります。
この3点が前から見ても(前額面)、横から見ても(矢状面)、上から見ても(水平面)垂直に並んでいると、からだはバランスを保ち安定します。
そこで、安定とはなにか??
辞書によると
・激しい変化がなく、物事が落ち着いた状態にあること。
・物体・物質に少々の変化を与えても、もとの状態にもどろう、またはもとの状態を保とうとする性質を示すこと。
という事は、動きが少ないという事になります。
しかし、スポーツでは競技によっては安定してばかりではないです。
安定と反対の不安定という要素があります。
・激しい変化があり、落ち着いていない状態です
・もとの状態にはもどらず、前後左右に動きます
なので、スポーツ中では動きが大きくなります。
スポーツの現場では「安定が大切」とよく言っていますが、安定ばかりしていては動きが小さくなり、動きの邪魔をしてしまいます。
安定も、もちろん大切なことなのですが、安定、不安定の繰り返しをスムーズに行うことで、スポーツのパフォーマンスが向上します。
重心点が理解できると、練習やトレーニングで意識しなければいけないところが分かり、体重移動もスムーズにできるようになります。
現在、てとり整体院でのスポーツ整体では野球・バスケットボール・ゴルフ・テニス・馬術・クラシックバレエ・社交ダンス・ラグビーなどのスポーツ選手に重心点の指導を行っていますが、どの選手もその場で理解できています。