アキレス腱炎とスポーツ整体

アキレス腱炎とスポーツ整体

『概説』

・アキレス腱炎は腱自体が炎症を起こした状態を言う
・使い過ぎによって起こり、特に長距離ランナー・サッカー・バスケットボール・の選手によくみられる
・アキレス腱炎以外にもアキレス腱周囲炎・アキレス腱部滑液包炎などありますが、症状や治療方法はほぼ同様です
・アキレス腱の炎症の初期では、少し走って体が温まると痛みが軽減するので無理をして慢性化になりやすいので注意が必要

『原因』

1、スポーツ活動や長時間の作業による慢性的なアキレス腱への刺激
2、シューズが合わない
3、足の柔軟性低下や扁平足
4、動的アライメント(動きの中での足の傾きなど)
5、練習量の増加
6、ランニングする地面の硬さ
7、ウォーミングアップ不足
8、走る時のフォームの問題(からだが上下に動く)

『症状』

⑴アキレス腱部の痛み
※朝方おきると痛みが強く、歩いたり走ったりしていると痛みが和らぐ
※練習はじめはアキレス腱の痛みは強く、練習を続けているうちに痛みが減少する

⑵アキレス腱の腫れや圧痛
⑶足首の運動制限や歩行痛
※運動時にギシギシと雑音を感じることがある
⑷レントゲンでは特徴的な異常は認められない

『スポーツ整体の治療方法』

Ⅰ、通常、原因となった動作を中止すると4週間前後で炎症はおさまる
Ⅱ、かかとを覆うヒールカップなどを使用することでアキレス腱の負担を減らす
Ⅲ、定電流治療器AAPやスポーツ鍼灸で細胞を活性化させ回復を早める
Ⅳ、痛みが消失したところで筋力トレーニングやストレッチ指導を行い再発を予防する

熊本県熊本市でアキレス腱炎、腰痛、野球肘、野球肩、シンスプリントでお困りの方は、てとり整体院までお越し下さい。

腰椎椎間板ヘルニアとスポーツ整体

腰椎椎間板ヘルニアとスポーツ整体

『概説』

・ヘルニアとは・・・臓器の一部が正常な場所から逸脱した状態をいう
・椎間板内部にあるジェリー状の組織が飛び出てしまうものが椎間板ヘルニアと呼ばれている
・椎間板ヘルニアでも症状の無いものや、ヘルニアの組織が神経を圧迫して症状がある2つの状態がある
・40代に好発し、10代~20代の若者にも多く発症する

『原因』

・椎間板の加齢的な変化に加え、外傷や同じ姿勢での作業、スポーツなどが主である
・重いものを持ったり、くしゃみなどをきっかけに発症することもある。

『椎間板ヘルニアのタイプ』

椎間板ヘルニアには大きく2つのタイプがあります
脱出型・・・椎間板が傷つき、そこから内部にあるジェリー状の組織が完全に飛び出している状態
膨隆型・・・椎間板に傷はなく、椎間板がはれている状態(若者に多い)

『症状』

1、一般的には主に腰痛や足への神経症状(左右どちらかの足にしびれや痛み)がでる
2、立つ事も困難になり、長時間座っていられない
3、前かがみの姿勢で痛みが強くなる
4、足の一部を触っても感覚がにぶい
5、筋力低下もおこる

『スポーツ整体の治療方法』

~80%~90%の割合で症状は改善される~
1、急性期は治療せずに安静にすることが必要。早期復帰を希望したり、膀胱直腸障害(尿漏れなど)などの場合は医師の診断を仰ぎ手術が必要なこともある。
2、急性期が過ぎれば、定電流治療器AAPやスポーツ鍼灸などで早期回復をはかる
3、ストレッチや体幹トレーニング等の指導
4、約3カ月前後でからだの中にある白血球がヘルニアを異物として認識し食べることがある

POINT

一般的な予後
・脱出型ヘルニア・・・激しい症状のわりには、数カ月で症状が改善する
・膨隆型ヘルニア・・・長引くケースが多い
※椎間板ヘルニアの症状は数カ月から1年のうちに改善することが多いが、椎間板ヘルニアが治っても、自分自身の生活習慣を見直さなければ再発する危険性はありえるので、日常生活から腰への負担をかけないように工夫する必要がある

『生活習慣について』

  • 中腰で前かがみ姿勢が一番あぶない
    人間の腰にかかる力は体重70キロの人の場合、立っているだけで100キロ。軽く前かがみをしただけで150キロ、約二倍の負荷が腰にかかる
  • 立っている姿勢
    長時間立っている場合は時々体を動かして、少しでも変化を与えることが大切
  • 座る時の姿勢
    やわらかいソファーは良くない。膝が股関節よりもわずかに高く足のうらがぴったりつくのが理想。(20分に一度は立ってからだを動かす事が理想)
  • 重いものの持ち方
    膝を曲げ、腰を落とし、からだに荷物を近づけ足の力で持ち上げる
  • 寝る時の姿勢
    やわらか過ぎるマットレスは避け、横向きでやや前かがみ(横向きエビ型)の姿勢で寝るのが一般的には良い寝かたで、うつ伏せはしない。
  • コルセット
    あくまでも体幹の動きを制限させ痛みの出る動作や姿勢をとらないようにして、体幹を支えるものであり、根本的な治療ではない。しかし、重い物を取り扱うような業種の人には再発防止になります。
  • その他
    床に座る時は正座が良く、台所に立っている場合には、15センチから20センチの踏み台に片足を交互にのせて行うと楽です。

熊本県熊本市で腰痛、野球肘、野球肩、シンスプリントでお困りの方は、てとり整体院までお越し下さい。

肩の痛みとスポーツ整体(腱板損傷)

肩の痛みとスポーツ整体(腱板損傷)

『概説』

・腱板とは肩関節にある回旋筋腱板(インナーマッスル)のことです
・肩関節を回旋する筋肉が何らかの原因で損傷された状態を腱板損傷という
・インナーマッスルは肩関節を安定させる機能がある

『発生原因』

・転倒やスポーツ時の接触プレーなどで傷める
・使い過ぎで発生する場合は40才代以降の男性に多い
・損傷の程度によって完全断裂と部分断裂とに分かれる
・肩関節脱臼をともなう事がある

『症状』

1、肩の痛み・・・腱が切れる事により、周囲に炎症が広がる
2、腕を上げるのが困難になる・・・完全断裂では一切上がらないことがある。部分断裂では肩をすくめた状態でないと腕を上げられない。
3、夜間痛・・・傷む肩を下にして寝ると痛みが出てくる
4、肩の筋力低下・・・筋肉が収縮しても腱が切れているために力が伝わらない。完全断裂では、筋委縮を認める。
5、運動制限・・・初期には可動域はほぼ正常ですが、慢性化すると五十肩と間違えられやすい

『スポーツ整体の治療方法』

1、三角巾を使用して安静を保つ
2、定電流治療器AAPやスポーツ鍼灸で痛みを改善する
3、痛みが減れば、徐々に関節運動を始める
4、腱板の筋力強化をして、スムーズな運動ができるようにトレーニングをする
※完全断裂の場合は日常生活でいちじるしく支障があり、腱板修復の手術が必要となる

熊本県熊本市で腱板損傷、腰痛、野球肘、野球肩、シンスプリントでお困りの方は、てとり整体院までお越し下さい。

野球肘とスポーツ整体Ⅱ

野球肘(上腕骨内側上顆炎)とスポーツ整体

『概説』

・上腕骨内側上顆とは、肘の内側の骨で、そこには指を曲げる筋肉が付着している、この筋肉の使い過ぎによって肘の内側(上腕内側上顆)に炎症を起こす疾患
・また、その中でも投球によって起こる肘の障害を総称して野球肘と言う。またフォアハンドテニス肘とも言う。
・間違った練習方法や指導、練習のやり過ぎが加わると肘の内側だけでなく外側や後方にも障害が発生する
・初期のうちは無症状のことや少し痛みがあることが多く、疲労程度に思い放置してしまいがちで、初期のうちに発見して適切な治療を行うことが大切である。

『発生機序』

※野球肘では発生機序により内側・外側・後方に損傷を生じる
1、ワインドアップ期
・下半身主導であり、肘の障害は起こらない

2、コッキング期
・ボールを持って最大に肘が後方にあるので、この時に肘の内側の筋や腱が引き伸ばされ、上腕骨内側部に負担がかかる

3、アクセラレーション期
・ボールの投げはじめからボールを手放すまでの動作で最もスピーディーな動作が行われる

・この時には、さらに肘の内側の筋や腱が引き伸ばされる。

・また、外側の軟骨には圧迫力や回旋力がかかり離断性骨軟骨炎になることもある

・さらに、肘が伸ばされた反動で上腕三頭筋に負担がかかり肘後方に痛みが出現する

4、リリース期からフォロースルー期
・ボールを投げ終えて投球動作が終わるまでの動作

・この時に、手首で投げると、肘外側が筋肉で引っ張られ、また、肘内側に付いている筋肉ブレーキとして働き負担をうける。

・また、肘が無理に伸ばされると肘の後面にも痛みを生じる

※主な原因は使い過ぎですが、フォームの変化(肘が下がり、手投げになる)によって起こることが多い

『症状』

Ⅰ、日常生活では痛みを感じることはすくない
Ⅱ、初期症状では、肘がしっかり伸びない
Ⅲ、肘の内側に圧痛がある
Ⅳ、投球時にかばった投げ方をする

『スポーツ整体の治療方法』

①まずは、投球を禁止する
②定電流治療器AAPで細胞を活性化させ回復を早める
③スポーツ鍼灸で筋肉の緊張を除去する
④フォームを改善し肘への負担を減らす
⑤日々のストレッチや筋力トレーニングの指導
⑥徐々に投球連取を開始する

※高校生ぐらいになって起こる肘の内側の痛みは、靭帯そのものの部分断裂や疲労性の炎症が多く、一時的な安静やスポーツ整体でおさまることが多いが長期化する事がある

『予防方法』

⑴投げ過ぎない(連投させない)
⑵練習後のストレッチを欠かさないこと
⑶運動学的に正しいフォームを身に付けること
⑷腕の筋肉の強化

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膝の内側の痛みとスポーツ整体

膝の内側の痛み(鵞足炎)とスポーツ整体

『概説』

・モモの3つの筋肉(縫工筋・薄筋・半腱様筋)が腱となり膝の内側でスネの骨の上部に付着している
・この付着部がガチョウの足のような形をしているから、この部位を鵞足(がそく)部と言う
・鵞足炎は、この腱や鵞足包(鵞足と内側側副靭帯の間にある滑液包)が炎症を起こしている状態である

『原因』

1、 ランニング動作で足を後ろに蹴りだす時やサッカーのキックで蹴りだした足を減速させる時などに、過度に負担がかかったり、鵞足が膝の内側の靭帯と摩擦を起こし発生する
※陸上競技やサッカー選手に多い
2、また、スポーツ時に膝が内に入ったりする方は、鵞足炎をおこしやすい

『症状』

・鵞足部の圧痛と炎症がある
①特に、膝を伸ばす時にこの部位に痛みが起こる
②もも裏(ハムストリング)のストレッチや、knee-in,to-out(膝が内に向き、つま先が外に向く)時に痛みが誘発される
③歩行時痛や階段昇降時に痛む

『スポーツ整体の治療方法』

・痛みが長期改善されず、治るまでに数カ月かかる事もまれではない
Ⅰ、痛みが強い時は、安静が必要
Ⅱ、定電流治療器AAPで傷んだ細胞を活性化させ回復を早める
Ⅲ、スポーツ鍼灸で筋肉の緊張を除去する
Ⅳ、鵞足を形成している3つの筋肉(縫工筋・薄筋・半腱様筋)のストレッチの指導
Ⅴ、knee-in,to-outを予防する為にフォームの改善

※再発しやすいので十分な安静が必要

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ジャンパー膝とスポーツ整体

ジャンパー膝とスポーツ整体

『概説』

・一般的には、膝蓋靭帯炎のことを言う
・15才から25才に多く、30才をすぎたスポーツ選手にはまれである。
・バレーボール・バスケットボールなどの跳躍系のスポーツ選手に多いので「ジャンパー膝」と呼ばれている

『原因』

・ジャンプやキック、急激なストップ動作の際に膝を伸ばす筋肉(大腿四頭筋)の使い過ぎによって起こる。
・お皿(膝蓋骨)と腱(膝蓋靭帯)の接合部が弱点となりこの場所に部分断裂を生じる
・O脚やX脚などの方に起こりやすい

『症状』

1、お皿と腱の接合部に限局した圧痛、運動痛があり、腫れもともなう
2、特に朝方に痛みが強く、だんだんと痛みが軽減する傾向がある
3、多くは、スポーツの後に痛みが増えるが、ジャンプができないわけではないので、管理が難しく慢性的に痛みが続く

『スポーツ整体の治療方法』

Ⅰ、安静・・・炎症が強い時には、ジャンプやランニングを中止
Ⅱ、ストレッチ・・・大腿四頭筋の伸びをよくし、患部にかかる負担を少なくする
Ⅲ、定電流治療器AAP・・・傷んだ細胞を活性化させ回復を早める
Ⅳ、スポーツ鍼灸・・・筋肉の緊張を除去する
・以上で痛みが治まらなかったり、痛みが強い場合は完全休養とする

POINT

ジャンパー膝にならない為に、日ごろから大腿四頭筋のかたさをチェック
※うつ伏せで膝を曲げ踵とお尻の間隔が10センチ以上の場合はストレッチを欠かさず行うこと。

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ランナー膝とスポーツ整体

腸脛靭帯炎(ランナー膝)とスポーツ整体

『概説』

・ランニングによって起こることの多い疾患で、長距離ランナーに多い事で「ランナー膝」とも呼ばれる
・膝の外側にある腸脛靭帯の炎症、もしくは痛み

『原因』

・走り過ぎ
・ランニング中に膝の屈伸の繰り返しによって腸脛靭帯が膝の外側の骨と擦れて、炎症をおこして痛みをだします
・ウォーミングアップせずに無理な運動をした場合に起こりやすい
・特に、O脚を認める方やランニング中に膝が外に流れる方は腸脛靭帯と骨が擦れ合いやすく炎症を起こしやすい。

『症状』

・運動すると、膝の外側部分に痛みがでる
・休むと楽になるが、運動を再開すると痛みがでてくる
・悪化すると、歩くのも痛く特に階段を降りる時に痛みが増す
・関節には痛みがでない

『スポーツ整体の治療方法』

1、ランニング動作を中止する(十分な休息が必要)
2、定電流治療器AAPやスポーツ鍼灸によって痛めた細胞を活性化させ筋肉の緊張を除去する
3、腸脛靭帯や関連する筋肉のストレッチの指導
4、スポーツ復帰の目安は、炎症が無くなり、圧痛、ストレッチ痛の消失

『予防方法』

1、運動前後のストレッチ
2、トラック競技や側道を決まった方向で走らないこと
(トラック競技では反時計回りのため右膝外側に遠心力がかかり腸脛靭帯に負担がかかる)

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足底筋膜炎とスポーツ整体

足底筋膜炎とスポーツ整体

『概説』

・足底筋膜は足底の筋や腱を保護している組織で、内側と外側の足底筋膜に分けられ、踵からでて、足の指先の骨に付着する
・骨の問題ではなく、筋膜の炎症のひとつ
・ジョギングやマラソン愛好家に多く、慢性化する傾向にある

『原因』

・構造的原因
扁平足・ハイアーチ・O脚・X脚・足底部の筋力の低下・柔軟性の低下・足底筋膜の変性
刺激的原因
過度のスポーツ活動や作業・体重増加などによる足底筋膜への慢性的な刺激・疲労。
すり減った靴の使用、インソールのアーチサポートが合っていない、靴底が硬すぎる

『症状』

1、朝、起床時の第一歩が痛く、ごく短時間でなくなることが特徴(就寝中に治していた微小断裂部位が起床時の第一歩により再断裂し痛みをだす)
2、慢性化すると歩行により痛みが増幅する
3、かかと内側の足底筋膜の付着部に圧痛を認める
4、軽度の腫脹を認めることもある
5、慢性化した例ではレントゲン上に踵の変形を認めることが多い

『スポーツ整体の治療方法』

①定電流治療器AAPやスポーツ鍼灸による傷んだ細胞を活性化させふくらはぎの筋肉の緊張を除去する
②足底部の筋力強化
※強すぎるマッサージは逆効果
※ストレッチを日常、習慣化させると治りが促進される

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足首の捻挫とスポーツ整体

足首の捻挫とスポーツ整体

『概説』

・足首の「内側ひねり」による内反捻挫と「外側ひねり」による外反捻挫がある
・圧倒的に内反捻挫が多い
・レントゲンでは骨折は認められない

『原因』

・事故やスポーツに限らず、下駄やハイヒールでの歩行中や階段を踏み外したときなどに発生する
・正常範囲以上の関節運動や異常肢位が強制された場合に靭帯が緊張し、外力に耐えきれなくなり断裂が起きる
・ひねった、ねじった、と言う明らかな外傷がある

『症状』

・腫脹、皮下出血、圧痛などがあり、受傷時の断裂音が聞こえる事もある
・多くは、数日後に関節周囲に皮下出血が出現する

《症状により3段階に分類できる》

Ⅰ度、(軽度):靭帯が伸張されたもの
痛み、腫脹も少なく、可動制限があまりない

Ⅱ度、(中程度):靭帯が部分的に断裂したもの
痛み、腫脹も強く、皮下出血、歩行が困難になる

Ⅲ度、(重症):靭帯が完全に断裂したもの
痛み、腫脹ともにかなり強く、皮下出血、立ち上がるのも困難
必ず、レントゲンで剥離骨折の確認をすること

『スポーツ整体の治療方法』

・初期段階での、安静・圧迫・アイシング・挙上を行う
・テーピング固定しながら、積極的にリハビリを行い、再発防止につとめる
・定電流治療器AAPやスポーツ鍼灸で細胞を活性化させ早期回復を助ける

POINT

中程度の捻挫を放っておいたり、中途半端な状態で治療を修了すると、習慣性の捻挫となり、いつまでも腫れや痛みが引かず、十分なパフォーマンスができなかったり、外からの軽い力で、すぐに捻挫を起こしたりするの注意が必要。

テニス肘とスポーツ整体

テニス肘(上腕骨外側上顆炎)とスポーツ整体

『概説』

・テニスのバックハンドやゴルフなどのスポーツで傷めやすいため「テニス肘」「ゴルフ肘」といわれている
・スポーツ以外では、手作業を強いられる職種の人や肘や手首を酷使する主婦に多くまとめられる
・日常生活でも炎症を起こしやすい場所であり使い過ぎで起こる
・40才前後に好発する

『原因』

・前腕の伸筋群(肘の外側に付く筋肉)の損傷や炎症と考えられる
・テニスの場合、特にバックハンドでボールを打つたびに手首や伸筋群に過度な緊張がかかるため炎症を起こしやすい

『症状』

1、肘の外側に痛みと圧痛および熱感がある
2、肘から前腕の痛みでラケットを握ることが難しい
3、タオルを絞ったり、腕を捻じるなどの動作が痛いために難しい

《程度の見分け方》

Ⅰ、軽度
プレー中は痛みが無くプレー後に痛みがでる
Ⅱ、中程度
プレー中に痛く、日常生活に支障がある
Ⅲ、重症
プレーできない、日常生活に大きく支障をきたす

『スポーツ整体での治療方法』

・痛みがでた直後は、痛みを起こす動作は避け安静にする
・痛みがひどい場合は、定電流治療器AAPスポーツ鍼灸で傷んでいる細胞を活性化し、筋肉の緊張の除去をする
・痛みが無くなるまで、数カ月から半年以上かかることがあるので、普段からの正しいストレッチを行い柔軟性の回復につとめる

熊本県熊本市でスポーツによる肉ばなれ、腰痛、野球肘、野球肩、シンスプリントでお困りの方は、てとり整体院までお越し下さい。